向精神薬減薬ブーム

2022年02月01日

今は向精神薬減薬ブームらしいです。
減薬断薬を指導する医師も増えてきているそうです。
向精神薬には睡眠薬、抗不安薬、抗鬱薬、抗精神薬、気分安定薬といろいろありますが、いずれも副作用や離脱症状があるものです。
でも、これらの薬は「治療薬」と呼ばれていうところで騙されてしまうところ。
悩みやストレスなどでこれらの薬を利用したものの、長年使用していても症状が一向によくならなかったりするのでやがて減薬したいと思うはずです。また、ネットやらで情報が広がり、向精神薬の実態を知る人が増えてきたこともあります。
私もそんな中の一人でした。それで、高額なTMSもチャレンジしたもののそれも無駄に終わる始末。
ほんと、人生の時と金を無駄にさせてしまいました。

しかし、いざ減薬しようとしても実際離脱症状により断薬が難しいのが現実です。
減薬方法にもアシュトンマニュアルなどが有名ですが、実際のところ上手くいかない人も多いよう。
そのため、水溶法やらいろいろと工夫をしてネット上でも提案されていますが、それをやったからといっても逆に合わない人もいたりと個人差があるようです。
上手く断薬できたとしても、後遺症が残って薬を飲むより前の状態からは低空飛行のままの人がほとんどだといいます。
実際、減薬は体質、薬の量、種類、服薬期間など様々なものが影響し、ある人が簡単に上手くいっても他の人が同じ様にしても上手くいかないケースがあると思います。
睡眠薬はベンゾジアゼピン系の薬はリスクは高いので、最近はベルソムラ、ロゼレムといった薬を処方する医師も増えてきているようです。
とはいってもベンゾ系からいきなりこれらの薬に切り替えることも困難。
なぜなら、ベンゾ系はGABA系、ベルソムラはオレキシン系、ロゼレムはメラトニン系に作用する薬だからです。結構、減薬は大変です。一度利用したことを後悔してしまうほど。
減薬指導をするところも、一気断薬法をすすめるところや、ゆっくりかなりスローペースですすめるところなど様々。実際に正しい碇石の方法などはないんだと思います。

ちなみに大神司氏のセラピーは、自律神経を整えることで神経伝達物質の流れをよくして離脱症状の辛さを解消してくれる方法なので減薬はかなりやりやすくなりますが、減薬指導は行ってません。

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